2010年4月14日水曜日

紙の時代

写真は本文とは関係ありません。
星の数ほど会社がある。
業界、職種、国によって、カルチャーが異なる。
そして、業界ごとに業界紙(誌)があると言われている。全世界にどれくらいメディアがあるのか、想像もつかないが、それこそ星の数だろう。
影響力の強いメディアを持つマスコミ人は、メディアを大看板に仕事ができる。
研鑽を積めば、看板はいつか外れ、個人として勝負できるマスコミ人となれる。
ところが、紙が主流だったこれまでのメディアは、サイバーメディアの波に飲まれて、その業態を変えざるを得なくなっている。読者が、紙以外のメディアに対応できず、変われない場合もある。
結果として、変われないメディアや出版社が、次々に潰れている。
マスコミ人も世界中で、業界ごとに右往左往している。残念だが、事実だ。

時代を味方につけたこんな人もいる。彼のような成功者は希少だ。

先日、友人が私に、こんなことを言った。
「紙は終わらないよ。何千年も続いているじゃない。紙にこだわって、本や雑誌を出し続ければ、いずれ紙に希少価値が生まれる時代が来て、金持ち相手の商売ができるよ」。
友人は私に、紙を諦めるな、と助言したつもりなのだ。
論旨が逆説になっていることに、友人は気づいていなかった。
Midori

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